Paradise Lost 〜渡辺康啓の果物料理〜

写真=日置武晴
スタイリング=西﨑弥沙

8月 桃と牛肉のタリアータ

血のような色のソースを纏う桃と牛肉。
熟れた桃の果汁と肉汁が喉を潤す、
晩夏の禁断の味。

材料

桃 1個
牛肉(ステーキ用の柔らかな部位) 250g
にんにく 1片
ローズマリー 適量
柘榴のシロップ 適量
オリーブ油 適量
塩 適量
粗塩 適量
胡椒 適量

作り方

ローズマリーは枝の先端、葉のやわらかな部分を摘む。

桃は流水でよく洗い、皮についている毛を洗い落とす。
半分に切って種を外し、5mm程度の厚さに切る。

牛肉は常温に戻し、焼く前に塩、胡椒を両面にふる。
フライパンを熱し、オリーブ油をひいて牛肉をレアに焼く。
牛肉も桃と同様に切る。

柘榴のシロップを小鍋に入れ、火にかけてとろみがつくまで煮詰める。
盛りつける皿に、にんにくの切り口をこすりつけて香りを付ける。

桃と牛肉を交互に並べ、ローズマリーの葉を散らす。
柘榴のシロップを上からかけ、オリーブ油をまわしかける。
粗塩をふり、胡椒を挽きかける。

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