2015年4月1日~30日

4月1日

新宿ピカデリーでウォシャウスキー姉弟『ジュピター』を観る。こんなもんかと思えば腹立たず。途中『未来世紀ブラジル』みたいなシーンだなぁと思ってたら、実際にテリー・ギリアムが出てきて呆れた。こんなんでいいのか...。ミラ・クニスは好き。

 

4月3日

幡ヶ谷のロスアプソンに行商で行くと、永田一直さんがいて、飲みに。

そのあと渋谷のシネマヴェーラで岸野雄一さんと飯島洋一さんによる、安藤昇のポスターやレコードジャケの設営風景を見学。そのあと四人で飲み。

 

4月5日

記憶なし。

 

4月7日

昼飯でワイン飲んで、そのまま庭園美術館へ。「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」展を観る。

 

4月9日

昼前にkeiくんの美容院。

 

4月11日

日比谷の野音でスチャダラパー25周年ライブ。電気グルーヴの「ラッスンゴレライ」に笑う。井上三太さんや、やくしまるえつこさんなどと久々に。打ち上げで三茶へ。シンコさんの婚約発表。

 

4月13日

シネマヴェーラで『唐獅子警察』を観る。

原宿の中華料理店で衝撃の麻婆豆腐に再挑戦。やはり意識が飛ぶ。

 

4月15日

記憶なし。

 

4月17日

新宿武蔵野館でブレッソン『やさしい女』。観る回を間違えて廣瀬さんの講演は聞けず、残念。開館したTOHOシネマズ新宿で『ワイルド・スピードSKY MISSION』を観ようとしたが、満席。仕方なく渋谷に移動。ユーロスペースで『神々のたそがれ』トークショー。ヴィヴィアン佐藤さんと飴屋法水さん。

 

4月19日

落合SOUPでライブ。ASTRO長谷川宏さんと。電車なくなりそうになり、イベント終了後、さっさと帰る。

深夜、飲んでて急に左目が見えなくなった...とりあえず数分で回復。これって脳血栓の症状? しばらくは酒を控えたいが、飲まないと、これまた鬱になりそうで、仕事が滞りそうで怖い...って、どの仕事も金にならなくて、おまけにパソコン完全死亡で、片目が見えなくなっても、いずれにせよお先真っ暗。

 

4月21日

Facebookで永山薫さんが上げていた性犯罪のブログを読んで笑う。「たとえば、自然現象などによって、強風などで女性などの衣服などの中を男性が見てしまったケースなどでも、性被害と認定させてそういった場合でも見た人を摘発するといった対応・対策を徹底させなければなりません」って凄過ぎ。

 

4月23日

赤坂のドイツ文化センターでヴェルナー・シュレーター映画祭。『爆撃機パイロット』と『マリア・マリブランの死』『アイカ・カタパ』を観る。『爆撃機パイロット』が相当面白かった。ツァラ・レンダーなどのナンバーが素晴らしい。ピアノ演奏はダニエル・シュミット。ドイツ・ナチスネタのコントショー(?)が延々とだらしなく続き、一切のオチなく、踊りにはキレがなく、アフレコもいい加減。それが、ただただひたすらに、至福のひとときとしかいいようがない甘美の連続をもたらす。

『アイカ・カタパ』は二度目。後半は既出の映像が拷問のように。

 

4月25日

昼からドイツ文化センターで『爆撃機パイロット』と『マリア・マリブランの死』を再見。

渋谷に移動してBunkamuraで「ボッティチェリとルネサンス」を観て、シネマヴェーラでルビッチ特集『淑女超特急』と『生きるべきか死ぬべきか』を観る。さすがにシュレーター特集で連日木金と3本以上映画を観たので、疲れて比較的あんまり元々好きでない『淑女超特急』でちょっと寝た...晩年の酒瓶を紙袋に入れた呑んだくれイメージの強いバージェス・メレディスは、とてもじゃないがピアニストには見えないし、見えたとしてもジョン・ケージにしか見えない。まあケージがモデルだとしても、時代的におかしくないはずだけど(曖昧)。

さすがに数年前に何度目かを観たばかりとはいえ『生きるべきか~』は、寝ないで最後まで観れた(ぜんぜん笑わなかったけど)が、この作品を観ると毎度メル・ブルックスのリメイク版(シルヴィアによる主題歌PVも含む)とラング『死刑執行人もまた死す』が観たくなるから面倒だ。

 

4月27日

河出書房新社の元会長室を借りて仕事。と称して、ソファーで寝てばかり。金井美恵子さんの自薦短編集のゲラをやっと読み終える。

 

4月29日

ブルーレイでオランダ映画『ボーグマン』を観る。さっぱしわけわがんねぇ...まぁフォントリアー~ハネケの、個人的に何ともいえない近代映画の線にある作品なんだろうか。不覚にも、ちょっと笑ったなぁ。やたらと躊躇ない暴力描写と、暴力的にムチャクチャで不条理な展開に...なんか北野武映画にも近い抜け方なのかもなぁ。なわけないか。

新宿へ行き、発売になったばかりのG.I.S.M.のベストを探すが、どこも売り切れ。不貞腐れて、仕方なく紀伊國屋でピート・ウォーカー『フライトメア 恐怖! 人食い女達の晩餐』(何つう副題!)のDVDを買って、思い出横丁「辰乃家」でひとり飲み。

そのあと『龍三と七人の子分』を観るべきか、考えて結局映画は何も観ず。

 

Copyright(c) 2014 Nakahara Masaya &Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.