第16回 ライトワーカーの自覚と責任

 スピリチュアル系ブログを見ていると時々「ライトワーカーとして......」という言葉がでてます。何のことか最初はわからなかったのですが、天変地異が発生すると「ライトワーカーのみなさん、被災地に光を送りましょう!」といった文面を目にするので、世の中を救う方々なのだと認識。勝手に自称している人もいそうですが、ライトワーカーについて調べると「光の仕事をする人」と出てきます。地球人を救うために、他の惑星から生まれてきた"波動高い系"の人々らしいです。とても自分がそうだなんておこがましくて思えないですが、憧れる肩書きです。
 そんなありがたいライトワーカーのお方と、先日お会いすることができました。友人が日本に招聘した、アメリカの有名なヒーラーでセラピーティチャーのアダマさん。「魂の外科医」と呼ばれ、今の地球人の肉体に2001年6月21日にウォーク・イン(魂が入れ替わったそうです)。地球を光へと移行させるサポートを行うため、宇宙から遣わされた魂です。「浄化としての愛の炎」を用いて、人々を光の道に導いています。ぜひ光に導いていただきたいです。
 最初は一対一でセッションを拝受。アダマさんはネイティブアメリカンのような神秘的な雰囲気で精悍な男性。友人に通訳してもらいながら、まずはお話を伺います。「ウォーク・インってどんな感じですか?」と伺うと「地球に来た時、変な感じがしました。イルカが肉体に入ってくる時に似ています」と、アダマさん。それは違和感すごそうです。「どの星から来たんですか?」と聞くと、アダマさんは「この銀河ではない別のところです」と詳細は答えず、ミステリアスにほほえみました。アダマさんは、小説家や映画監督、漫画家がアイディアをダウンロードするような宇宙のある場所とつながっているそうです。「『ロード・オブ・ザ・リング』の監督もそこからダウンードしました」それは羨ましい、可能ならつながりたいです。人によってアクセスしやすい宇宙は違うそうですが......。「ちなみに地球は次元上昇しているんでしょうか?」と聞くと、笑顔で「はい」と即答したアダマさん。「ハイヤーエネルギーと光が降りています。人間の肉体も進化しようとしています。地球も進化しようとしています。多くの人が隠された使命に気づいています。高次の目的のために目覚めているところです」そう伺うと、不肖私も地球のために何かできることを......と思いたくなります。「セッションでは古くて暗いエネルギを出して、新しいエネルギーを入れます。傷ついたことや痛みを持っている人を癒やします。(クライアントは)人間でいることが辛い人が多いです」とおっしゃるアダマさんに「私も人間でいることが辛いです......」と中二っぽい思いを吐露してしまいました。「I can help that.」とアダマさん。
 セッションは思いのほか刺激的で、スピリチュアル的に一線を超えてしまった感が。目を閉じて横たわったら、チャクラのあたりに手を置かれ、「シュー」とか「ヒュー」という音が発せられました。さらにハートのチャクラにタオルごしですが口をつけられて、「トーニング」という浄化法で音を入れていただきました。「デュ~~~~」という音が体に入ってゆき、まぶたにピンク色の光が見えました。「デュ~~~~」というアダマさんの発するヴァイブレーションと湿度と温かみが体にしみわたり、白い光、羽根、蓮の花、ヒエログリフなどが見えました。魂が軽くなって肉体から出て行きたいような......。
 終わった後、アダマさんに「洞窟に興味はありますか?」と聞かれ、「何度か行ったことはありますが......」と申すと「どこかの惑星の洞窟にいる存在とつながっていますね。優しくてシャイで愛すべき存在で壁画を描いたりしています」と教えてもらいました。たしかに明るすぎる部屋とかは苦手です。でも小説家や映画監督がアクセスできるクリエイティブな宇宙とはつながっていないみたいで、洞窟の存在には悪いですがちょっとテンション下がりました。
 「ダークなエネルギーは憑いていましたか?」「No.No.最後に光のシャワーを流したので大丈夫です」歯医者の最後にフッ素を流す的な......。ありがとうございます。さらにクラウンポータルとハートのポータルを開いてくださったそうで、チャクラプレイを堪能しました。
 数日後、今度はアダマさんのイブニングセミナーに伺いました。参加者はスピリチュアル意識が高そうな40代以上の女性が多いです。
挨拶の時、電気がチカチカして「誰かがエネルギーで遊んでいますね」とアダマさん。つかみうまいです。「何でも聞いてください」と質問コーナーで始まったセミナー。
「神聖幾何学を体に取り込むには?」「一人一人が違う神聖幾何学を持っているんですか?」といきなり高次な質問が出て、素人には難しかったので、ライトワーカーについての質問をさせていただきました。
 挙手して「ライトワーカーはどのくらいいるんですか?」と聞くと
「ここにいるということは、あなたもライトワーカーですよ」と、聞きたかったことを言ってもらえて高揚。「ライトワーカーの人数は全然足りていないのが現実です」とアダマさん。
「ライトワーカーは光を呼び寄せ、自分と統合していきます。私もそうですが、常にいろいろなものを浄化してより多くの光が入るよう、準備するのが仕事です。みなさんにできることは、聖なるハイアーセルフのエッセンスを自分に取り入れ、チャネリングして地球にギフトとして与えていくことです」
と、アダマさん。
「ライトワーカーとは何ですか?」とおそるおそる質問した女性に対し、アダマさんは「Good question.」とほほえみます。「ライトワーカーとは光や高次元のエネルギー、愛を取り入れ、地球にアンカリングして人々とシェアする人です。それぞれ違う才能を持っていて、世の中のために使っています。大学教授もいるし技術者もいます。私は膨大な知識を広めるタイプではないですが、エネルギーを受け取って他の人に与えるのが得意です」
 アダマさんの魂は別の宇宙に生きていたのが、途中で地球人の体にウォーク・インしたという珍しいライトワーカーです。
 「ウォーク・インってどんな感じですか?」と会場からの質問に、アダマさんは2001年にウォークインする前の魂を呼び戻して実演してくださいました。サービス精神旺盛です。目を閉じて、ふーっと息を吐き「All right......」と話し出すと、さっきまでのソフトでジェントルな話し方とは違って、ダースベイダーのような深く響く声に変わっていて驚きました。
「年を取った体にウォーク・インするのは難しい。中古車を乗る感じです」とわかりやすい説明が。ちなみに前に肉体に入っていた魂は「地球での生活はもういいっていう感じで去って行った」そうです。それなら私も日常で辛いことがあった時「もういい」と誰かと交代してもらいたいですが......。ある次元に達した人でないとできない芸当です。
 アダマさんは、さらに、「前いた魂が去っていった時の状態」まで再現してくれました。感極まった表情で「家族や友人がなつかしい」と言いながら「もう時間がないので行かなければ......」と去って行きました。見える人には魂が出たり入ったりしているのがわかるのでしょうか。貴重なものを見せていただきました。
 最後、来場者のエネルギーを高めるワークがありました。静かに座り、背筋に光が降りてくるのをイメージします。アダマさんが、手を上げ下げしながら「ドゥ~~ウィ~~ドゥ~~ウィ~~ドゥ~~ウィ~~」とトーニングし、参加者の周りを回られます。
 「皆さんそれぞれ本当に素晴らしい存在です」と、ホメて伸ばそうとしてくださるアダマさんの最後の言葉に、ライトワーカー初心者としての自覚が高まりました。
 ただ、しばらくして道でおじいさんが倒れたのを見かけた時、他に周りに何人も助けようとしている人がいるからいいかな、と急いで通り過ぎてしまったことがあり、すでにライトワーカー失格かもしれません。ライトワーカーは遠くから光を送ればいい、とラクしようとするのではなく、実際に物理的な体を使わなければと反省。たぶんあの時おじいさんの周りにいた人が本当のライトワーカーです。
 
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宇宙的でポジティブな微笑みを浮かべるアダマさん。ハコミセラピーティーチャーで、空手は黒帯だそうです。

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人体のチャクラや光のエネルギーの図。誰でもこんなに光を発しているんですね......。
 

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レベル ☆☆☆☆

セリフ 光の柱を立てましょう。

ライトワーカーの使命の一つが、光の柱を立てることだそうです。イメージして、光が必要な場所に降ろすことでライトワーカーとして輝けます。

仲良くなる方法
 地球、生きづらいですよね。
と共感しあう。ライトワーカーは地球人を癒やすため他の惑星からわざわざ来ている人たちなので、地球の波動にはなじめなかったりするようです。