「地獄の釜炊きでもして、日本の動きを見ていくよ」
メザシの土光さん伝説──国鉄分割民営化への情報戦
裏臨調と国鉄民営化──瀬島龍三の策動
「官の掌のうえ」と知りつつの改革
「増税なき財政再建」、シーリングで機先を制する大蔵省
「お国のため。最後のご奉公」──動き出した土光臨調
中ソ訪問で起きた経団連襲撃事件
原発導入──技術への「誇り」と原子力への「恐れ」
「わしが、経団連を潰してやろうか」
「さびつくより、すりきれるほうがまし」
1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「21世紀の公と私」を共通テーマに近現代史、建築、医療、政治など分野を超えて旺盛に執筆する。著書は『後藤新平 ──日本の羅針盤となった男』『田中角栄 ──封じられた資源戦略』(ともに草思社)、『日本を大切にする仕事』(英治出版)、『国民皆保険があぶない』(平凡社新書)、『原発と権力 ──戦後から辿る支配者の系譜』(ちくま新書)、『放射能を背負って ──南相馬市長・桜井勝延と市民の選択』(朝日新聞出版)ほか多数。